富山からは当社、関連会社、山元ファミリーなど20人が後半のラージヒル個人と団体の応援に行きました。2月19日(月)、富山駅から「はくたか」「しらさぎ」「ひかり」「ミュースカイ」と乗り継いで中部国際空港発13時40の大韓航空742便でソウル仁川国際空港に到着しました。夕食は韓国料理の定番、骨付きカルビとビール、マッコリーで腹ごしらえをしました。
20日(火)の午前中はソウル市内の南大門、仁寺洞など観光し昼食は純豆腐鍋でした。 超高速鉄道で清涼里駅から午後3時頃平昌に入り、駅前ではオリンピックとパラリンピックのマスコットキャラクター白虎と熊が出迎えてくれました。気温は0度前後でマイナス20度の極寒を期待していたので、ちょっとがっかりしました。
20日のノルディック複合ラージヒルは午後7時から11時の競技予定なので、夕食が心配であったが、会場は飲食持ち込み禁止とのことなので会場内の売店に期待し何も買わずにシャトルバスに乗り込みました。 午後5時開場なので入り口で待っていると、どんどん冷え込んできました。オーバズボンを履き、日の丸必勝ハチマキを締め、いよいよ入場です。X線のセキュリティチェックを受けさらに歩いていくと夜間照明に照らされた美しいジャンプ台が見えてきました。
得意の前半飛躍は48人中27番目に登場。127.5mを飛び8位につけ、トップと58秒差で後半距離をスタートしました。スタンドの正面を通過するたびに「豪、豪行け」と応援しました。一時集団から離れるが、再び追いつく粘りを見せ16位と善戦しました。
すべての競技が終わったのが夜11時頃。すっかり冷え込んで足が冷たくなってきたので、使い捨てホッカイロを取り出しブーツの中に入れました。夕食はキムチ味のカップ麺とビールだけだったので、お腹が減ってきましたが会場内の売店は閉店してしまっていました。ソウル市内に帰る超高速鉄道に乗るため、シャトルバスで駅に着いたのですが、駅の売店も閉まり軽食もとることができずイライラしてきました。午前0時44分発の電車に乗り、ソウル市内の駅についたのが午前2時頃。宿泊先のセジョンホテルの近くのセブンイレブンでビールと食料を買い込んで腹ごしらえをしたらようやく落ち着きました。
21日は競技が無いことと未明に平昌から帰ってきたので午前中はウトウトとし、午後から北村韓屋村、京福宮、宗廟などを観光しました。約900棟の韓屋がソウルの昔ながらの街並みを伝える北村韓屋村は現在も実際に人が居住しているとのことです。
22日はノルディック複合団体です。日本のメンバーは渡部暁斗、渡部善斗、永井秀昭そして当社の山元豪です。市内のレストランで早めの昼食、石焼きビビンバを食べ清涼里駅から12時22分発の予定です。オリンピックグッズを買えるチャンスはもうこの駅しかないようなので、必死に買い物をしました。マスコットの白虎、五輪マークの入った手袋、Tシャツなどなど。日本語が通じないのと大量に買うものだからレジが渋滞しています。発車時刻を気にしながら、ようやく支払いを終えコインロッカーに数人分まとめて押し込んで鍵をかけようとしましたがなかなかかかりません。試行錯誤を繰り返しようやくかかりました。鍵はガイドの愛ちゃんの指紋です。ギリギリのところで電車に飛び乗り、平昌に2時54分に着きました。駅の売店でビスケットとサンドイッチを買いカバンに入れました。入口での没収覚悟です。
前回と同じように入口で待ちながらオーバズボンを履き、ホッカイロを貼り、必勝ハチマキをして入場です。セキュリティチェックで「フーズ?」と聞かれ「サンドイッチ」と答えるとカバンを開けられサンドイッチだけ没収されました。ビスケットは大丈夫だったので「ナッシイング」と言えば全てがOKだったような気がします。
4人が飛ぶ前半ジャンプでは3位に付け後半の距離でメダルを目指しましたが、トップのオーストリアと19秒差でスタートし、中盤まで2位集団に食らいついたが最後は突き放されたが4位入賞となりました。
山元はガッツポーズが出る、会心のジャンプでチームを勢いづけました。距離は1周目に2位集団に追いついたものの、ラストの2周目でスタミナ切れとなりました。
でも4位入賞は立派。ワールドカップ以上の結果を出してくれました。距離での悔しさを忘れず次の目標に向かって頑張れ。
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